ファブルと呼ばれる殺し屋の話。
殺し屋というと、ゴルゴ13が思い浮かびますが、ゴルゴに匹敵するほどの能力です。
能力が高すぎて、強すぎる存在となっています。
すごい殺し屋の話だと、非常に重い感じになりそうなのですが、ここに笑いの要素を入れているのが秀逸です。
殺し屋が主人公の話なのに、ファブルを読んでもあまり気持ちが重くならない。
ゴルゴのように政治情勢や時事ネタなどがないのもより気楽に読めていい。
そして、殺し屋ではありますが、組織からの命令で、殺し屋としてではなく普通の人として1年間大阪で暮らす、という状況です。
普通を知らない人間が普通に暮らそうとする、というのをユーモラスに描いています。
ファブルの妹のバーでの話など、絶妙にギャグ漫画要素がちりばめられていてより読みやすい。
一度最後まで読んでから、そのままもう一度1巻から最終巻まで読みました。
すぐにもう一度読み返そうと思うくらい、久しぶりに面白い漫画でした。
二度目でも楽しく読めた。
これは全22巻というが、やはりちょうどいいのだと思う。
中だるみもなく、ボリュームもそこそこあって、面白いままに最後まで読むことが出来る。
やはり20巻前後が一番いいのではないか?とこれを読んでさらに感じました。
ザ・ファブル、非常におすすめです。
コメント