もっとも有名な麻雀漫画ではないでしょうか?
カイジの作者と同じ福本伸行先生です。
当然、ざわざわします。
ツッコミどころも満載で、たった一晩の話に、とんでもない巻数を費やしていたりしますし、麻雀漫画なのに、地獄をさまよう話であったり、麻雀パイが出てこない部分があったりする。
主人公のアカギが麻雀をしているのを仲間が後ろで見ていますが、凄いリアクションを取る。
あんなあからさまに汗かいたり、驚いていたり、表情に出まくりです。
完全に手牌がばれてしまうだろうに。
矛盾は山のようにあるかもしれませんが、面白いのは間違いない。
それに、あの透明な麻雀パイを穴から引くというアイデアは、本当に秀逸。
そのおかげで、非常に面白い心理戦となっています。
麻雀のルールを知らないと楽しめませんが、ちょっとかじる程度ルールを知っているだけで大丈夫な漫画となっています。
登場人物が比較的少ないのもいい。
誰が誰だかわからなくなることはないので、結構気楽に読み進めることが出来ます。
ただ、最後のワシズとの麻雀は、あまりに長すぎる。
全36巻のうちの、8巻から35巻までずっとワシズ戦。
一晩の話がずっと続いています。
はっきり言って、20巻くらいを読んでいた時、ここから15巻分もこの戦いが続くとは到底思えませんでした。
全巻出ている今なら、すぐに次の巻を読むことが出来ますが、連載中は半年に1巻程度しか出ていません。
発売を楽しみにして、読んで、地獄に落とされた夢の話だった時は、本当に驚きました。
とはいえ、すでに何回も読んだことがあるにも関わらず、いまだに読み返しても十分に楽しめました。
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